缶のシュリンク包装には、デザインを印刷したフィルムを缶の表面に密着させる方法と複数の缶をフィルムでまとめる方法があります。いずれの方法でも熱で縮むシュリンクフィルムを使用しますが、包装の目的によって使用する設備やフィルムの使い方が異なるのが特徴です。本記事では、缶をシュリンク包装するメリットと実際にシュリンク包装を行った事例を紹介します。
シュリンク包装機を導入することで、缶にフィルムを装着したり、複数の缶をまとめたりする作業を機械化できます。包装作業を効率化できる点がメリットです。
装飾用のシュリンク包装では、フィルムの装着や加熱に機械設備を導入すれば、手作業によるラベル貼りの負担を減らせます。
シュリンク包装を活用する際に包装資材の種類や作業工程を見直せば、資材費や人件費などのコストを削減できます。例えば、無地の缶をシュリンク包装すればデザインごとに缶を印刷する必要がなくなるため、包装資材の在庫や発注にかかるコストの削減が可能です。
印刷缶を商品別に発注する必要がなくなれば、製造数量が少ない商品でもパッケージを変更しやすくなり、多品種少量生産が可能になります。
装飾用のシュリンク包装では、缶の側面を広く使って文字や画像を配置できます。商品の名称や特徴を消費者に伝えやすく、視認性が向上する点もメリットです。フィルムのデザインと印刷方法を工夫すれば、商品名やロゴなどを缶の形状に沿って配置できます。
包装工程を見直し、水平フロー包装機を導入して生産能力を向上させた事例です。従来は、3種類のL型機械で毎分60パックを生産していました。さらに生産能力を高めるには機械の増設が必要となり、設置スペースや人件費の増加が課題でした。
そこで、収縮トンネルを備えた枕包装機を導入し、3缶を1パックにまとめる包装を、1台で毎分80パック処理できるようになりました。
参照元:Benison & Co., Ltd.(https://www.benison.com.tw/ja/packaging-solutions/packaging-solutions-4.html)
クラフトビールの瓶から缶への切り替えにあたり、課題となっていた印刷缶の大量発注をシュリンクフィルムの活用によって解決した事例です。無地缶をシュリンクフィルムで包装し、多品種少量生産に対応できるようになりました。
参照元:日本テクノロジーソリューション株式会社(https://pack.solution.co.jp/solutions/index6.html)
従来の飲料缶では小ロット多品種の製造が難しく、デザインの種類を増やす際のコストや在庫ロスが課題でした。デジタル印刷したシュリンクラベルを350ml缶に装着し、東京駅限定の「大人のミルキーメッセージ缶」を製造。製版費用を抑えながら多様なデザインに対応し、話題性のある売場づくりやSNSでの拡散が期待できる販促商品を実現しました。
参照元:福島印刷工業株式会社(https://net-fp.co.jp/case/d-01/)
缶のシュリンク包装により、包装作業の効率化や資材費の削減などが期待できます。装飾用のシュリンク包装を活用して無地缶を共通化すれば、商品ごとに印刷缶を大量発注する必要がなくなる点もメリットです。シュリンク包装機を導入する際は、商品の包装方法や生産数量、既存設備の仕様などを考慮しましょう。
「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介します。


※参照元:日本テクノロジーソリューション公式HP(https://pack.solution.co.jp/lp/)
2025年1月10日調査時点