包装の設計や評価には、法令だけでなく業界団体の知見が欠かせません。JPI(日本包装技術協会)は、包装技術に関する研究・人材育成・情報発信・展示会運営を担う中核団体で、シュリンク包装の設計でも参考にできる資料や教育プログラム、イベントを提供しています。
日本包装技術協会(JPI)は包装技術の普及・標準化、人材育成、国内外の情報交流を通じて産業発展に寄与することを目的とした公益社団法人です。英語ページでは、包装ノウハウの振興や人材育成を通じて日本経済と国際社会に貢献することが掲げられています。
JPIは多面的に包装分野を支えています。代表的な活動は次のとおりです。
月刊機関誌『包装技術』では最新トレンドや技術解説を特集として継続的に提供し、体系的なリファレンスとして『包装技術便覧(第5版)』も刊行しています。企画・設計・材料・評価・法規など幅広いテーマをカバーしており、設計実務の知識基盤として活用できます。
包装の総合展示会「TOKYO PACK」を主催し、最新の資材・機械・ソリューションを網羅的に発信しています。2026年開催準備に向けた公式アナウンスも公開されています。
実務者向けの「包装管理士講座」、上位講座である「包装専士講座(輸送包装・食品包装・材料・医薬品など)」を運営し、課題解決型の講義や現場研修を提供しています。受講要件や期間・費用などは各講座ページで公開されています。
サイト上では日本の包装産業統計や「日本パッケージングコンテスト」入賞情報、協会概要・会員情報案内なども提供されています。
シュリンク包装の設計では、収縮プロセスに伴う物理的歪み・印刷ブレ・内容物へのダメージなどの複合要素を考慮しなければなりません。JPIは法令ではなく、業界の知見に基づいたガイドラインやベストプラクティスを提供しています。
具体的には、以下のような視点で設計や評価に関する情報を発信しています:
つまりJPIの情報は、「法遵守を超えてより良い包装を実現するための参考資料」として機能し、設計者が信頼のある設計基準を構築する際の補完要素となります。
代表的な検討観点を挙げます。製品特性や使用環境に応じて最適値は変わります。
法規制(例:食品用途の衛生規格、資源循環に関する制度)は遵守が必須の最低要件です。一方、JPIの資料・講座・展示会は業界の知見を集約したベストプラクティスで、法を満たしたうえでの設計品質・運用効率・環境適合性の上積みに役立ちます。
実務では、法=必須、JPIの知見=推奨水準として組み合わせ、要件定義・図面・検証計画に落とし込むのが有効です。
POFやPET(用途によりPVC等)の物性・収縮挙動・耐熱性を比較し、内容物やトンネル仕様に合う材質を選びます。可能な限り単一素材化し、再資源化プロセスに配慮します。
予備実験で温度プロファイル・ラインスピード・滞留時間の組み合わせ範囲(プロセスウィンドウ)を設定し、外観・寸法・引裂き性・封緘部の健全性を評価します。
法定表示・バーコード・二次元コードは収縮後の最小視認サイズを基準に版下を作成し、意匠の歪みを避けるレイアウトとします。
出荷形態(単品・集合包装・段ボール詰め)ごとに振動・衝撃・圧縮・温湿度サイクル試験を組み合わせ、角部破断や擦過を点検します。必要に応じて緩衝・スペーサー設計を併用します。
薄肉化、再生材・バイオ由来材の活用、ラベルはがしやすさなど、資源循環に資する設計を採用し、識別表示を見やすい位置とサイズで明示します。
社内メンバーのスキル維持に『包装技術』や『包装技術便覧』、JPI講座(包装管理士・包装専士)を活用し、展示会(TOKYO PACK)で最新材料と機械の動向を定期的に把握します。
JPIは出版・教育・展示会を通じて、シュリンク包装の設計・評価に役立つ知見を提供しています。法令遵守を土台に、JPIの資料や講座でベストプラクティスを取り込み、収縮設計・表示・輸送耐性・環境適合性を高い水準で満たす設計を目指しましょう。
「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介します。


※参照元:日本テクノロジーソリューション公式HP(https://pack.solution.co.jp/lp/)
2025年1月10日調査時点