製品の品質保持やデザイン性を向上させるためのシュリンク包装。その種類にはさまざまなものがあり、それぞれ異なる特徴と用途を持っています。
食品や化粧品、医薬品など幅広い分野で活用されるL型三方シール、見た目の美しさに優れたオーバーラップ包装などの包装形態のポイントを掘り下げ、活用例とともに解説します。
L型三方シールは、製品を保護しながら見栄えを高める包装技術です。食品、化粧品、医薬品をはじめとする多くの分野で採用されており、密閉性や意匠性に優れています。
多品種小ロットの生産現場で高い効果を発揮するL型三方シールの特徴や用途、事例を紹介します。
ピロー型三方シール包装は、食品や医薬品をはじめとする多様な製品の包装に利用される手法です。製品をフィルムで包み込み、三方をシールすることで密閉性を高め、品質保持に優れた効果を発揮。
高速で大量に包装できる点や製品の形状に合わせた柔軟な対応力が特徴です。菓子パンや焼き菓子、袋入りラーメンなど、さまざまな分野で活用されています。
オーバーラップ包装(キャラメル包装)は、製品をフィルムで包み込むことで保護し、見た目の美しさを保つ包装方法です。
熱板を使いフィルムを密封することで、湿気や汚れから製品を守るだけでなく、開封のしやすさや高級感のある仕上がりも実現。オーバーラップ包装の多彩な活用事例を通じて、その利点と用途の広がりをご紹介します。
スリーブラップ・四方シールは、製品の保護や集積に活用されるシュリンク包装の代表的な手法です。スリーブラップは上下からフィルムをかける簡易包装で開封が容易、四方シールは全方位を密閉し、製品を外部環境から保護します。
用途は飲料や食品トレイの集積包装、電子機器や医薬品の密封包装など幅広く、各包装形態の特性に応じた選択が求められます。
キャップシュリンク包装は、ボトルや容器のキャップ部分を熱収縮性フィルムで覆い密着させる包装方法です。この技術は、未開封であることを視覚的に示すことで消費者の信頼を確保し、製品の品質保持に役立ちます。
食品や飲料、化粧品、医薬品といった幅広い分野で採用されており、改ざん防止や輸送中の損傷対策としても効果的です。
ラベルシュリンク包装は、製品のラベル部分に熱収縮性フィルムを密着させる方法で、食品、化粧品、日用品、医薬品など多岐にわたる分野で活用されています。
この包装方法は、商品の保護とデザイン性を同時に実現する点が特徴です。容器全体を覆うことで異物混入を防ぎ、開封防止効果があります。
フィルムを使うためデザインの自由度が高く、消費者への情報伝達やブランディングに適した包装方法です。
Rシールは、容器を底面以外から熱収縮性フィルムで覆うシュリンク包装の一種です。異物混入の防止や開封状態の確認を可能にするだけでなく、フィルムにデザインを施すことで商品の視認性やブランドイメージを向上させる利点があります。
食品や化粧品、医薬品、生活用品など幅広い製品で利用されており、複雑な形状の容器やキャップ部分を持つ製品に適しています。
フィルムに熱を加えて台紙に商品を固定する包装を台紙付きシュリンク包装といいます。デザイン面で商品を引き立てられる点が特徴です。印刷した台紙を使って、商品の魅力を伝えられます。また、吊り下げ陳列にも対応しています。主に売場で商品を目立たせたいときに利用されています。代表的な用途は、食品、化粧品、医薬品、生活用品などです。
バリアシュリンク包装は、酸素や二酸化炭素などを通しにくい特殊なフィルムを使用するシュリンク包装です。包装内のガス組成を一定に保てるため、特定の食品の賞味期限延長を期待できます。また、色味の変化も抑えられます。フレッシュな状態を保ちやすいシュリンク包装です。主として、精肉や鮮魚などの食品に用いられています。
低温で収縮するフィルム(セミシュリンク)を用いたシュリンク包装は、セミシュリンク包装と呼ばれます。 主な特徴は、突起によるフィルムの破れや冷凍による強度低下に強い点です。また、収縮率が低いため、収縮による容器の変形も抑えられます。 こうした特徴から、冷凍食品や干物などの包装に適しています。
熱収縮率が高いフィルムを用いた包装をハイシュリンク包装と呼びます。 容器や内容物の形状に合わせて密着しやすく、コンビニ弁当やカット野菜などの包装に使用されています。透明度と光沢があり、商品の見栄えを高められるという特徴があります。 また、フィルムを強化して輸送中の破れを防ぐ製品もあります。
主に弁当や総菜などテイクアウト用容器の包装に用いられているシュリンク包装です。専用の機器にセットした容器に光を照射して、熱でフィルムの蓋を密着させます。1種類のフィルムで丸や四角の容器に対応できる、蓋を密着させるため中身がこぼれにくい点が特徴です。また、資材の保管スペースも削減できます。
主に大型車両や大型設備、大型機器に用いられているシュリンク包装です。対象物に被せた厚手で丈夫なフィルムに熱風をかけて収縮させます。防錆、防炎などの機能を付与したフィルムを使用できるうえ、風雨の侵入も防げるため、野外での長期保管に適しています。さまざまなサイズや形状に対応している点も特徴です。
ミシン目入りシュリンク包装は、フィルムに点線状の切れ込みを加えた包装方法で、開封を容易にする加工です。ミシン目は、加工済みのフィルムを使用する方法と、包装後に専用装置で入れる方法の2通りがあります。開封性の向上に加えて、不正開封を防ぎやすいという利点から、キャップやボトル製品の包装に活用されています。
小さな商品や部品を被包装物とする包装形態を、小型シュリンク包装といいます。基本的な仕組みは、一般的なシュリンク包装とほぼ同様です。主な特徴として、小さな被包装物を固定できる点や、フィルム全面を使って商品を訴求できる点が挙げられます。小型シュリンク包装は、日用品、書籍、ケース、部品の包装などに用いられています。
「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介します。


※参照元:日本テクノロジーソリューション公式HP(https://pack.solution.co.jp/lp/)
2025年1月10日調査時点