異形容器のシュリンク包装は、設備の見直しや事前の試作により品質を向上できます。ここでは、シュリンク包装を最適化・内製化するメリットと不良対策・設備選定のポイントを紹介します。
シュリンク包装は、一方向のみに曲がる容器だけでなく、複雑に曲がる容器にも対応します。紙ラベルやシールラベルでは包装が難しい異形容器であっても、美しく仕上げられます。また、マット加工やホロ加工などの技術で、商品に合わせた包装を行える点も強みです。
シュリンク包装は、加熱によってフィルムが収縮し、容器に密着します。食品や弁当などの蓋付き容器や扇形の容器といった複雑な形状であっても、容器の輪郭に沿ってしっかりと包み込むことが可能です。
これにより、輸送中の振動による意図しない開封をはじめ、悪意ある第三者による改ざん(異物混入など)や、汚れや傷が付くトラブルを防げます。未開封を証明できる点もメリットです。適切な包装方法を選択すれば、開封しやすくすることもできます。
化粧箱などによる梱包と比べ、コストを抑えやすい傾向があります。また、フィルムに商品情報を印刷するため、内容に変更が生じても既存の容器をそのまま活用可能です。イベントに合わせてデザインを変更しやすい点もメリットといえます。
くびれが大きい容器では、部位ごとにフィルムの伸縮率が異なるため、仕上がりにムラができることがあります。熱の当て方をコントロールできるシュリンク包装機を選ぶと、容器に沿ってフィルムを収縮させ、加熱による容器の変形を抑えられます。
目的によって適したシュリンク包装機は異なります。それぞれの用途に適した機械は、次の通りです。
直線式シュリンクラベラーとL型シュリンク包装機は少量生産に、ロータリー式シュリンクラベラーとピロー型シュリンク包装機は大量生産に向いています。
異形容器の包装には、強度と柔軟性に優れたポリエチレンが適しています。一方、透明性や耐熱性が求められる用途には、ポリプロピレンが適しています。
くびれが大きい異形容器は部位により伸縮率が異なるため、デザインの歪みが生じやすくなります。伸縮率を把握するために試作を行い、歪みを見越したデザインを検討することが重要です。
シュリンク包装では、フィルムのシワ・破れ・穴といった不良が発生する場合があります。主な原因は、加熱のムラや異物の混入などです。防止策を実施したうえで、外観検査によって不良品を確実に取り除きましょう。
シュリンク包装は異形容器に対応できますが、導入する機械やフィルムを慎重に検討する必要があります。容器の形状に合わせて熱をコントロールできるシュリンク包装機や柔軟性が高いフィルムなら、仕上がりのムラや破れなどを抑えやすくなります。生産量に合わせて直線式・ロータリー式のシュリンクラベラーやL型・ピロー型のシュリンク包装機を使い分けることも重要です。
「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介します。


※参照元:日本テクノロジーソリューション公式HP(https://pack.solution.co.jp/lp/)
2025年1月10日調査時点