ミシン目入りのシュリンク包装は、開封を容易にする目的でフィルムに切れ込みを入れる包装方法です。キャップやボトルなどの包装に用いられています。本記事では、ミシン目入りシュリンク包装の概要、用途、事例を紹介します。
ミシン目入りのシュリンク包装は、商品を包装したフィルムに点線状の切れ込みを入れる加工です。点線に沿ってフィルムを切り離せるため、未加工のものに比べて開封しやすくなります。シュリンク包装のデメリットは、商品に密着して開封口を見つけにくいことです。ミシン目を入れることで開封性が向上し、扱いやすくなります。
ミシン目は、主に次の方法でフィルムに加工されます。
前者の問題点は、熱収縮でフィルムが破れたり裂けたりする恐れがあることで、見栄えが悪くなることもあります。後者は、シュリンクトンネルの後に設置した専用の機械でミシン目を入れます。基本的な加工の流れは次のとおりです。
機械により性能は異なりますが、コンベア速度を調整できるため、一般的には、ラインの速度に大きな影響を及ぼさない設計となっています。箱やボトルなど、搬送できるものであれば基本的にミシン目を入れられます。
ミシン目入りのシュリンク包装によって得られる主な利点は、次のとおりです。
開封が容易になるため、シュリンク包装の用途が広がります。手作業からシュリンク包装に変更すると作業工程が簡略化されるため、包装作業の効率化につながることがあります。
ミシン目入りのシュリンク包装は、包装を比較的容易に開封しつつ、不正な開封やいたずらによる損傷を抑制する効果が期待されます。
産業用ガスボンベのリユース工程で、ミシン目入りシュリンク包装が活用された事例です。従来はリユースごとに製造番号が記載されたラベルを貼り替える必要があり、作業負担が課題となっていました。ミシン目入りシュリンク包装に変更したところ、貼り替え工程が不要となり、作業時間の短縮につながったと報告されています。
参照元:日本テクノロジーソリューション株式会社(https://ms.solution.co.jp/shrink_magazine/38)
キャップとラベルの包装に、ミシン目入りシュリンク包装を活用した事例です。ある製品では、従来手作業でボトルへのキャップシールと紙ラベルの貼付作業を行っていましたが、ミシン目入りシュリンク包装に変更した結果、作業時間が3時間から1時間に短縮されました。
参照元:日本テクノロジーソリューション株式会社(https://pack.solution.co.jp/solutions/index7.html)
シュリンク包装後にミシン目を入れるための簡易装置の一例です。包装後に加工を行うことで、フィルムの破れや裂けるリスクが抑制されました。また、構造が比較的シンプルなため、機械の設置や調整にかかる手間を軽減できたと報告されています。
参照元:株式会社トップ(https://www.top-package.co.jp/products/mishinme/)
シュリンク包装を行ったフィルムにミシン目を入れる装置です。この装置では、タッチパネルを用いて包装対象の位置やミシン刃の上昇・下降のタイミングを調整できます。
参照元:エヌエス技研株式会社(https://www.shrink-packaging-machines.jp/product/)
下記のページでは、「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介します。


※参照元:日本テクノロジーソリューション公式HP(https://pack.solution.co.jp/lp/)
2025年1月10日調査時点