ここでは、シュリンク包装とガス置換包装の特徴や違いを解説します。
シュリンク包装は、加熱により収縮するフィルムで商品を包む包装です。シュリンクトンネルやヒートガン(工業用ドライヤー)で加熱し、フィルムを商品に密着させます。シュリンクトンネルは熱風や蒸気で加熱するトンネル状の設備で、ヒートガンは熱風を出す電動工具です。
シュリンク包装には、次の特徴があります。
フィルムに印刷することで、急な商品情報の変更に既存の容器を使用したまま対応できます。
シュリンク包装は、次の用途に用いられています。
| 商品 | 目的 |
|---|---|
| 缶詰・ヨーグルトなど | 複数の商品をまとめる |
| ゲームソフト・DVD、書籍など | いたずら防止や未開封確認を行う |
| 化粧品 | 光沢のあるフィルムを活用して陳列する |
さまざまな商品の特性に合わせて、シュリンク包装が用いられています。
以下の記事では、シュリンク包装の工程やメリット・デメリットなどを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ガス置換包装は、包装内の空気を不活性ガスに置き換える方法です。真空状態にしてから、不活性ガスを充填し密閉します。主に使用されるガスは、以下の通りです。
| 不活性ガスの種類 | 主な働き |
|---|---|
| 窒素(N2) | 商品の酸化を防ぐ |
| 二酸化炭素(CO2) | 微生物の繁殖を抑える |
| 酸素(O2) | 赤身肉の色を美しく保つ |
包装する商品の特性に合わせて、不活性ガスを選択することが重要です。
ガス置換包装には、次の特徴があります。
ただし、包装内の酸素を完全に除去することはできません。残存する酸素によって、食品は劣化します。
ガス置換包装は、主に食品包装に用いられています。具体的な用途は、次の通りです。
最近では、スーパーやコンビニなどの総菜にも、ガス置換包装が用いられています。
シュリンク包装には密着性がありますが、ガス置換包装にはありません。シュリンク包装では熱で収縮したフィルムが商品に密着するため、商品をコンパクトに積み上げたり、複数の商品をまとめて包装したりできます。
ガス置換包装では、包装内に不活性ガスを充填するため、商品にフィルムは密着しません。
保存性は、シュリンク包装のほうが、ガス置換包装よりも低くなります。シュリンク包装にも不活性ガスを活用できますが、専用の設備とフィルムが必要です。
ガス置換包装では、不活性ガスを用いて食品の保存性を高められます。二酸化炭素の比率を高め、微生物の繁殖を抑制し、食品の腐敗を遅らせることが可能です。
製品の外装を密着させて保護できるシュリンク包装は、複数の商品をまとめてコンパクトに陳列したいときやいたずらによる開封や異物の混入を防ぎたいときに向いています。包装内の空気をガスに置き換えて、酸化や劣化を抑えながら鮮度を保持できるガス置換包装は、腐敗や劣化、変色を防ぎたい生鮮食品に適しています。両者の違いを踏まえて、使い分けることが重要です。
「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介します。


※参照元:日本テクノロジーソリューション公式HP(https://pack.solution.co.jp/lp/)
2025年1月10日調査時点