大型シュリンク包装とは、大型機器や設備を対象として使用される包装方式の1つです。用途に応じたフィルムを選定することで、野外での保管を容易にすることも可能です。本記事では、大型シュリンク包装の概要、主な用途、事例を紹介しています。
大型シュリンク包装は、大型重機や大型車両などを対象とするシュリンク包装です。具体的には、以下の流れで対象物が包装されます。
基本的な流れは、一般的なシュリンク包装と同じです。ただし、大型シュリンク包装では、原則として厚手で耐久性が高いフィルムを使用します。
用途に応じて、さまざまな機能を備えたフィルムを選択できます。主な機能は次の通りです。
たとえば、気化性防錆剤を用いたフィルムは、同成分が表面に結合して湿気から金属を守ります。野外で大型機器などを保管しやすくなります。
大型シュリンク包装に期待できる主なメリットは次の通りです。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 野外で対象物を保管できる | 丈夫なフィルムを対象物に密着させるため、隙間から雨水が浸入したり、捲れあがったりするリスクを抑えられます |
| さまざまな形状・サイズに対応できる | フィルムを被せて、熱風で密着させるため、さまざまな形状、サイズに対応できます。複雑な形状の大型設備の包装にも利用されています |
| 長期間の保管に適している | 耐久性の高いフィルムや防錆機能をプラスしたフィルムなどを使用するため、長期間の保管に適しています |
野外で保管することで、保管コストを抑えられた事例もあります。
大型シュリンク包装は、主にこれらの輸送や保管に用いられています。
タンカーからの荷揚げに使用するローディングアームを包装した事例です。倉庫の建設費用を削減するため、大型シュリンク包装を採用しました。難燃性ニットで対象物を養生してから、防錆・耐候性・難燃性を備えたフィルムで包装しています。本事例では、倉庫の新設に比べて、費用を10分の1に抑えられました。
参照元:もりや産業株式会社(https://www.moriyas.co.jp/solution/so0178/)
納品日が延びた大型重機の保管に大型シュリンク包装を用いた事例です。以下の課題を抱えていました。
これらの課題を踏まえて、耐久性の高いフィルムを使用しています。費用や錆を抑えながら、大型重機を屋外で保管できるようになりました。
参照元:もりや産業株式会社(https://www.moriyas.co.jp/solution/so0121/)
出荷前の電車車両を大型シュリンク包装した事例です。特注ブルーシートを使用した従来の包装方法には、作業に時間と費用がかかる、内側に水が浸入するリスクがありました。これらのリスクを受けて、大型シュリンク包装では耐候剤入りの丈夫なフィルムを用いています。結果的に、作業にかかる時間と費用の削減、水の浸入防止につながりました。
参照元:もりや産業株式会社(https://www.moriyas.co.jp/solution/so0051/)
木枠の包装に大型シュリンク包装を用いた事例です。耐久性を高めるため、厚みのあるフィルムを使用しています。詳細は明らかにされていません。
参照元:株式会社タカムラ産業(https://takamura-tmsg.jp/konpo/large-shrink-packing/)
下記のページでは、「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
「凹凸のある容器を美しく包装したい」(仕上がり重視)、「シンプルな容器を簡単に包装したい」(効率重視)、「複数の容器をまとめて包装したい」(集積重視)という3つの目的別におすすめのシュリンク包装機をご紹介します。


※参照元:日本テクノロジーソリューション公式HP(https://pack.solution.co.jp/lp/)
2025年1月10日調査時点